2014年4月10日木曜日

強風と青空と月と「帽子の下に顔がある」

ズームもないスマホのカメラでございます

写真ネタを求めてウロウロしましたが、いつもと同じ所を歩いていたのではそうそうネタは転がってません。
下を見ても何もないので上を見上げてみたら月が出ていたので、手をあげて撮ってみました。

蛙の死


蛙が殺された、

子供がまるくなつて手をあげた、
みんないつしよに、
かわゆらしい、
血だらけの手をあげた、
月が出た、
丘の上に人が立つてゐる。
帽子の下に顔がある。

~萩原朔太郎〈月に吠える〉より~

帽子の下のノッペラボウになった気分でしたわ。

2 件のコメント:

  1. その昔この詩を読んだとき(いつだろう?もう忘れちゃった)
    なんだか不気味な光景が浮かんで非常に怖かった覚えが。
    それ以降「かわゆらしい」が使えなくてね(笑)

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    1. 春先あやしい気分になると(^_^;) 萩原朔太郎をちょっと読むんですよ、有名なのだけ。
      さすが詩人はヘンな気分を不気味な情景にしてすごいよね。脱帽です。

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